2008年2月11日月曜日

「木のバラード」の種

今回の「木のバラード at CapiO いのちを見つめて」の最初の種は、2007年9月にあった、現代アート作家エリザベス・ロブレスの個展「木のバラード」(つくば美術館)から始まりました。彼女のダイナミックな空間の使い方と木彫の作品に感銘を受けた人は少なくないようでしょう。

個展では、製作過程の彼女のドキュメンタリー写真を撮る川上慶子の写真作品も展示されていました。

美術館のエントランスから入ってゆく通路の両サイドに、エリザベスの製作過程の写真が並べられ、彼女の作品が生み出されるまでの葛藤や木との格闘、苦悩や新しい発見、喜びの表情などがドラマチックに見る人を引き込みます。そして、突き当たりは、美術館の壁を全て取り払った大きな空間に、存在感のある木彫が吊るされたり、壁一面にかけられていたり・・・神聖な空間へと迷い込んだ気分にさせます。

そんな中で、エリザベスにお祝いを、と即興ダンスが踊られました。「木のシンフォニー」という叩いたり、はじいたりすると音のでる楽器のような彫刻をエリザベスが演奏し、唐沢が踊ります。その場の雰囲気と空気と、その場にいる方々と、音と、全てがその場でできる空間と時間。最後はエリザベスもやむなく踊りに誘われて、空へ飛ぶように走りました。踊りました。

それが、今回の「木のバラード」のはじまりでした。写真と彫刻とダンス、そして・・・・。いろいろな可能性に向けて、「木のバラード」の種が芽吹いたのです。

「木のバラード」つくば美術館

つくばApos

1 件のコメント:

nobukiyo さんのコメント...

はじめまして。
自然生クラブへのご連絡ありがとうございました。昨年9月の美術館をたまたま見に行ったスタッフです。あの、木とたわむれるダンスが本当によかったです。自然生のメンバーが観に行けるかどうかはまだわかりませんが、ミーティングで話します。個人的には、他の予定を蹴っても観に行きたいと思います。いつか自然生にも遊びにいらして下さい。